堂々とそびえ立つ赤瓦の五層天守は
幕末の激動の時代を今に伝えます。
秋の鶴ヶ城で
会津の歴史を感じる
名だたる名将たちが治め、
幕末には最後まで武士の誇りを貫いた会津藩のシンボル「鶴ヶ城」。
天守閣内は、会津藩や歴代藩主の歴史を学べる博物館になっています。
城周辺には広大な公園が広がり、散策も楽しめます。
若松城天守閣郷土博物館
鶴ヶ城天守閣内は博物館となっており、会津の歴史や歴代の藩主、領主などの資料を、グラフィックや映像などのデジタル技術と組み合わせ、会津の歴史を五感で体感できる文化観光城となっています。
博物館をもっと詳しくみる- 期間:
- 令和6年9月14日(土)~ 11月4日(月)
- 会場:
- 若松城天守閣1層企画展示室
蒲生氏郷画像模写 (会津図書館所蔵)
文武に秀でた戦国武将
蒲生氏郷
Gamo Uzisato
1556 − 1595
織田信長の娘婿であり豊臣秀吉におそれられた戦国武将「蒲生氏郷」。
1590年(天正18年)に会津領主となった蒲生氏郷は会津に初めて本格的な城をつくり、城下町を整備すると共に、現代にも受け継がれる会津の産業と文化の礎を築きました。
氏郷は優れた領主としてだけではなく文化人としても類稀なる才能も持つ文武に秀でた戦国武将です。
信長が認めた武将「蒲生氏郷」
氏郷の義父 織田信長
信長は氏郷の才能を高く評価し、後に氏郷が元服する際には自ら烏帽子親を務めました。
また、自分の次女を嫁がせています。
氏郷は、戦でも多くの武功を挙げ、注目される戦国武将へと
成長していきました。
文化人「蒲生氏郷」の才能
氏郷は高い教養を身につけた優れた文化人でもありました。
特に茶の湯では千利休の影響を強く受け、氏郷は千利休に茶の湯を学んだ弟子たちの中でも、茶の湯に対する造詣が深い戦国武将の一人として知られています。
蒲生氏郷所用茶杓
(本居宣長記念館所蔵)
和歌にも優れた氏郷。
彼の辞世の句、
「限りあれば吹かねど花は散るものを心みじかの春の山風」
は、次のような意味を持ちます。
「花は風が吹かなくてもやがて散ってしまうのに、
どうして春の山風は気短かに花を散らしてしまうのだろうか」。
この句では、花に自らをたとえ、若くして死を迎える無念さを詠んでいます。
蒲生氏郷自筆和歌短冊
(本居宣長記念館所蔵)
本企画展では氏郷ゆかりの文化財を展示し
文化人として多才な氏郷を紹介します
〈企画展〉蒲生氏郷
−会津宰相と文化−
- 【期間】
- 令和6年9月14日(土)~11月4日(月)
- 【場所】
- 若松城天守閣1層企画展示室
- 【入館時間】
- 8:30〜17:00(締切16:30)
- 【天守閣入館料】
-
大人410円 子供150円
茶室麟閣共通券520円
事前チケットの購入はこちら
茶室 麟閣
会津茶道文化の一翼をになった千利休の子「千少庵」のためにつくられた茶室麟閣が鶴ヶ城本丸に復元されています。一席600円お菓子付きでお抹茶も愉しむことができます。
会津茶道文化の一翼をになった千利休の子「千少庵」のためにつくられた茶室麟閣が鶴ヶ城本丸に復元されています。
一席600円お菓子付きでお抹茶も愉しむことができます。
茶室 麟閣
- 【入館時間】
-
8:30〜17:00(締切16:30)
※お抹茶のご注文は16:00まで - 【入場料】
-
大人210円 小中学生無料
天守閣との共通券 大人520円
事前チケットの購入はこちら
秋の鶴ヶ城公園散策
紅葉の季節になると、鶴ヶ城の周囲が鮮やかな赤や黄色に彩られ、その美しさが一層際立ちます。例年、10月下旬から11月上旬にかけてが紅葉の見頃になります。公園内を散策しながら鶴ヶ城の秋の姿をカメラに収めるのも楽しめます。
鶴ヶ城城址公園の見どころ鶴ヶ城オリジナル御城印
お寺の御朱印があるように、お城にも「御城印」があるのをご存じですか?鶴ヶ城では、歴代城主の家紋が押印された御城印を販売しています。伊達氏、蒲生氏、上杉氏など有名大名の家紋が並んだデザインは人気が高く、歴史好きにはたまらない一品です。
価格は300円(税込)。また、赤べこの御城印もついた2枚セットが税込500円(税込)で販売されています。さらに、御城印と同じく歴代城主の家紋がデザインされた表紙の御城印帳2200円(税込)、ポケット式御城印帳2400円(税込)もご用意しています。