どこまでも深として
たゆとう水面に変化に富む樹景が造りあげる
四季のみごとな移ろい
霊泉の地に重ねられた
六〇〇余年の時に心洗われ癒される
おん薬の園
たゆとう水面に変化に富む樹景が造りあげる
四季のみごとな移ろい
霊泉の地に重ねられた
六〇〇余年の時に心洗われ癒される
おん薬の園
代々会津領主が愛した別荘地
六三〇余年の會津の歴史と
育んだ御薬園
御薬園の歴史は古く、約六百年前に遡ります。
室町時代、会津守護職の葦名盛久が霊泉の沸くこの地に別荘を建てたのが始まりです。
その後、会津松平藩の藩祖保科正之公が大名庭園として整備したことを皮切りに、
二代藩主正経は、疫病から領民を救い病気の予防や治療などに使用する
薬草の研究のために薬草園を設けました。
代々の会津松平藩主は、薬草園の整備、朝鮮人参の栽培奨励と海外貿易など、
ここ御薬園を舞台に会津文化を花開かせたのです。
薬草園と季節の植物
会津藩二代目藩主保科正経が領民を疫病から救うためにつくった薬草園は
三代藩主松平正容が朝鮮人参を試植し、
その栽培を民間に広く奨励したことから、御薬園とよばれるようになりました。
今でも、約四〇〇種類の薬木薬草が大切に受け継がれ守られています。